- Social & Communication
Spatial Message
- 博報堂DYホールディングス
About
Spatial Messageは、博報堂DYホールディングスと共同で企画開発を行った「AR技術が普及した未来のコミュニケーション」をコンセプトとした周遊型体験です。2020年2月に開催された東京ミッドタウンとアルスエレクトロニカによるメディアイベント「未来の学校祭」にて展示が行われました。
体験者の方々はARグラス「NrealLight」を装着し、東京ミッドタウンのフロアを歩きながら、ミッドタウン内に用意された3つの未来のコミュニケーションを体験することができます。体験を通して、ARグラスが普及した未来に人々のコミュニケーションがどう変化していくのかを学ぶことができます。
Background
本アプリケーションは、2020年2月に開催された東京ミッドタウンとアルスエレクトロニカによるメディアイベント「未来の学校祭」にて展示された未来のARコミュニケーションを体験できるARグラスアプリケーションです。MESONと博報堂DYホールディングスの共同研究プロジェクトの一環として企画・開発されました。
ARグラス「NrealLight」を装着しながら東京ミッドタウンのフロアを歩き、ミッドタウンの3つのエリアで未来のコミュニケーションを体験することができます。空間に残されたメッセージを発見したり、自分自身が空間にメッセージを残す体験を通して、AR技術によって我々のコミュニケーションや生活そのものがどのように変わっていくのかを学ぶことができます。
Execution
博報堂DYホールディングスとのARクラウドを軸にしたコミュニケーションの共同研究の一環で企画・開発されたのがSpatial Messageです。「ARグラスが普及した未来に、我々のコミュニケーションの形はどう変化するのか?」という問いに対して、共同研究チームのメンバーが未来を想像しながらアイデアを構想し、最終的に3つのコミュニケーションを体験に落とし込みました。
それぞれのアイデアは単純な夢想ではなく、チームメンバーの入念なリサーチとこれまでの共同研究から得られた知見、そして共同研究チームが将来創りたいと願った理想に裏打ちされた未来のARコミュニケーションサービスです。
Results
Spatial Messageが展示されたイベント「未来の学校祭」では、エリアが3つに区切られ、それぞれのエリアで異なるARコミュニケーション体験をすることができます。
1つ目のエリア「空間に残された備忘録」では、空間に残された誰かの備忘録をARグラスを通して見ることができます。空間にある備忘録の閲覧を通じて、街や施設での今までにない出会いや発見を楽しむことができます。
2つ目のエリア「都市・建築空間とのつながり」では、吹き抜けエリアに出現するARで表現されたバーチャルな「枯山水」を鑑賞しながら、参加者同士で枯山水の模様を変化させることができます。都市や建築空間の表現に参加することで生まれる、空間とのつながりを感じることができます。
3つ目のエリア「空間に残す自分の思い」では、自分の想いを言葉にし、空間に残すことができます。前に訪れた人の残した想いが自分に届き、自身が残した言葉もまた時間を超えて誰かに届くコミュケーションを体験することができます。
Credit
- Service Planning, Design and Development
- Kent Kajitani, Yuki Kobayashi, Kazuya Hiruma, Mathilda, Yuki Homma, Tomoaki Kuroko
- Collaboration in Planning: Hakuhodo DY Holdings
- Yosuke Kinoshita, Shingo Meguro, Yoshitsugu Kosaka, Yuki Taniguchi, Shuhei Kubota
- Collaboration in Design and Development
- You Kamihiro, Kitasenju Design, Kiyotaka Okamoto, Sikander Takamasa Inohana, Takashi Shirae