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THE SANCTUARY
- NTT西日本
- エクサウィザーズ
About
「THE SANCTUARY」は福井県にある瀧谷寺を舞台に、まるで現地で観光をしているかのような体験を得られるデジタルツインプラットサービスです。来日観光客をターゲットに、リッチかつ没入感のあるデジタル観光体験を提供することを目指して立ち上がったプロジェクトです。実際に現地へ出向き、瀧谷寺境内のスキャンを実施、アプリケーション開発に活用しています。
Background
海外に旅行しようと考えているが、行き先を決めかねている日本国外の富裕層をターゲットに、空港や旅行代理店などで案内されて体験するXRアプリを想定して開発が進められました。
日本の観光地へ赴かずとも、各スポットの歴史・リアルタイム情報を効率的に知れたり、実際にスポットへ行った際のプランを事前に練ったり、体験しなければ知ることのなかったスポットの魅力を深く感じられる一連のサービス価値の実現を目指しました。また、現地の案内者・旅行者とコミュニケーション機能を実装することで、AR(現地)・VR(ユーザー)領域横断型の体験を目指しました。
Execution
現実をそのまま切り取ったかのようなデジタルコピーを通じ、そのスポットのリアルな雰囲気を感じられたり、現実を超えた印象的な演出や世界観によって、愛着や好印象を抱いてもらえる体験を目指しました。
なかでもVRアプリ上では、デジタル旅行の魅力を上げるため、パーティクル表現にこだわり、デジタル空間上の瀧谷寺へと至るまで演出効果の最大化に努めました。また、空間に紐付いた情報・解説を通じ、より解像度高くスポットの由来や歴史を知れる体験の実現を目指しました。
Results
20代後半から40代のアメリカ・ドイツ・台湾人を含む数名に、VRアプリを体験してもらい、サービス体験価値を検証しました。他社がリリースする360度観光アプリの体験と比較した上で、どちらが選ばれるのかなどを細かに検証。結果として、THE SANCTUARYを通じて得られる瀧谷寺の理解や、没入感を得られる体験性に満足度を示すことがわかりました。
Credit
- Service Planning, Design and Development
- Kent Kajitani, Jun Ito, Kazuya Hiruma, Sekine Shiori
- Collaboration in Planning
- Keita Osada, Koyo Fujise
- Collaboration in Design and Development
- You Kamihiro, Takashi Shirae, Kitasenju DesignHisaki Sato, Rie Takeuchi